三浦市 城ヶ島公園

三浦半島の最南端に位置し、神奈川県内のちょいぺ会場としては、1・2位を競うロケーションと言っても差し支え無い、好ロケーションにある公園。

 

特に、中波DXにおける成果は格別で、夕方の日没前の時間から、秋は北米中波局が並び、初夏から夏にかけてはオーストラリアなどのオセアニア中波局が並ぶ。

また、一年を通じて、フィリピンの日没時刻に合わせて、フィリピン中波DXも出来る。

 

日没時のグレーラインを狙った中波DXにおいては、別格と言える成果を挙げることが出来る場所である。

 

そんな、別格ともいえるこの公園は、京急線・三崎口駅からの1時間辺り2本のバス便もあり、交通の便も比較的良好。但し、帰宅時の最終バスは、最寄りのバス停「白秋碑前」を土曜・休日ダイヤの場合、21:23発であるため、アンテナ等の撤収作業の時間を考慮すると、20:30頃までがワッチの限界の時間。最終バスに乗車した場合、三崎口駅で京急線に乗り継ぐと、品川駅には23:06に到着するが、京急線の品川まで行くための最終電車自体には、まだ1時間近くも余裕がある。

その1時間があれば、北米中波DXの2次伝播ピークも狙える21時までワッチが可能なだけに、実に残念なバスダイヤでもある。

 

車で行く場合にも、城ヶ島公園前の駐車場は19時(10月~3月は17時)閉鎖と早いため、車で行くことは現実的ではない問題もある。但し、駐車料金は利用時間に関係無く、1回430円(自動二輪車の場合は100円)と破格な安さ。白秋碑前バス停の目の前にある第二駐車場の場合は、なんと駐車料金は無料である。

 

但し、城ヶ島の西側、白秋碑前バス停より西へ700m歩いた場所には、24時間利用可能な県営駐車場がある。この県営駐車場より、城ヶ島公園内のワッチポイントである洲の御前の芝生広場までには、1.8km程の距離があるので、この距離を往復歩くつもりであれば、何時まででもワッチは可能だ。


城ヶ島公園自体は24時間入れ、公園内の街燈も日の出まで消灯されることは無いので、オールナイトのワッチも可能。

但し、城ヶ島公園出口の第1駐車場より、白秋碑前バス停そばの第2駐車場までの約600mの間の道は、公園の駐車場閉鎖時刻に合せて道路の街燈が消されてしまうため、真っ暗になる。そのため、懐中電灯は必須だろう。

 

 

公園東端の洲の御前の緑地には、同時に8人はワッチ出来る大きな、円形の大テーブルがあり、大人数がまとまってワッチするのにも適している。この大テーブル前には大きな街燈があり、この場所でワッチする場合のは、ランタンなどの照明は不要。その街燈からはノイズの発生も感じられない。

但し、この位置でワッチする場合には、アンテナ架設にはステイが必要になる。

 

他に、公園のほぼ中央の芝生広場には、4人が座れるテーブルと椅子がいくつも配置されているエリアもある。そのテーブルの周りには、木々がワイヤーアンテナを張るには手頃な感じで植えられているので、ステイは必要無いだろう。

 

展望室の1Fには、2人は余裕で横になれる板の間があるので、寝袋を持参すれば仮眠を取ることも出来る。

 

 

日が出ている時間帯は、公園内を多くの鳶が飛び回っている。食べ物を狙い、人を襲うことも日常的なので、注意が必要。夜間は鳶は飛びまわっていないので、食事をしても問題無い。

 

城ヶ島にはコンビニがなく、飲食店も17時~19時の間に閉店してしまう。(但し、その飲食店も、城ヶ島の西側にしか無い)

食料は、三崎口駅前のコンビニ等で調達するしか無い。但し、公園内の数箇所にジュース類の自動販売機があるので、飲み物は現地で調達可能である。

 

 

交通機関:

京浜急行線・三崎口駅より「城ヶ島」行きバスに乗り約27分、「白秋碑前」で下車し、城ヶ島公園入口の管理事務所まで徒歩10分。

ワッチが出来る椅子とテーブルが並んでる場所までは、徒歩2分と徒歩5分の2ヶ所

 

バス時刻

 三崎口駅発 城ヶ島行き

 白秋碑前発 三崎口駅行き

駐車場:  有り
トイレ:  有り(公園入口の管理事務所近く、公園東端の洲の御前の芝生広場の2ヶ所)
売店:  無し(但し、公園入口の管理事務所前と、公園東端の洲の御前の芝生広場トイレ前の2ヶ所にジュース類の自動販売機がある)